デザインの仕事は、
完成された商品・サービスを多く売るプレタポルテ式というより、
基本的には依頼されてオーダーメイドで作り上げるオートクチュール式です。
(いろいろあるにせよここでは言い切ります。)
そのためデザイナー次第・仕事内容で価格帯がけっこう違うと思われます。
ファッションでみるとTシャツひとつでも
ユニクロとイヴ・サンローランでは価格帯が全く違いますよね。
♦ できる仕事とやりたい仕事
その上でグラフィック系のデザインというと、
広告・販促・web・パッケージなどなど多岐にわたりますが、
クライアントのニーズにあわせ
オーダーメイドで作り上げるオートクチュール式が多いです。
オートクチュールな分、できる仕事の分量に限りがあります。
チームを組みスタッフを抱えたとしても限界はあります。
なので忙しければ厳選しなければなりません。
忙しいなら厳選もやらざるをえないのでやりますが、
悩ましいのは空いているときです。
さらにいえば
できる仕事が必ずしもやりたい仕事でないときです。(苦笑)
♦ 目の前の仕事は全てチャンス?
ウチのようの小さい制作会社では
売り上げ的に受ければ月100万単位で変わるとなれば、やはり考えます。
余程危ないかイヤな案件でなければ、その場だけで結論は出さないです。(笑)
内制するので外注費かからないから利益は大きいですが
その分朝から晩まで、ヘタすりゃ晩から朝までかかりっきりになるでしょう。
身を削るどころか、
正に命を削るように仕事することになります。
そうなると「それ、本当に“仕事”?」と自らに問わざるを得ません。
♦ 店の席が空いている時、お客さんを断れるか
近所のたまに行くお気に入りのbarがあります。
そこのマスターも一人で切り盛りしていまして、個性的な店です。
barなのに季節野菜のお手製おしゃれサラダが出たりとか。
それが絶品で。(笑)
その彼と話をしていたら、全席空席であっても
雰囲気の違うお客さんはお断りするらしいのです。
(丁寧にですよ。笑)
違和感を持つお客さんはお店に入れないのだと。
まあ、もちろん他にお客さんが入っていればこその対応になりますが(笑)、
商売をするなら自らの基準を持つのはやはり大事だなぁと。
断る時にこそ、基準が見えるとでもいいましょうか。
売上げが立つからと
なぜ仕事しているのかわからなるものにまで手を出しては
いくら時間と体があっても足りません。
「未来につながらないのなら貧乏でもヒマで遊んでいた方がマシ」とは
ボスの言葉ですが(言葉尻は多少違います・笑)、
自分の軸からブレた仕事かどうかの判断は、
空いているときほど問われるなぁと思うのでした。
今日も来てくれてありがとうございます^^
それではまた!
*** 今日の雑談 ***
午前中に先週から通いだした鍼灸院へ。
おかげで頭がともて軽くなりました!体質的に鍼はよく効くんですよねー