有名な言葉、「Less is more.(少ないほど、豊かである)」は
近代建築の大巨匠、ミース・ファン・デル・ローエの標語です。
※デザインマメ情報:「God is in the detail(神は細部に宿る)」もミースの言葉です。
♦ どうして「少ない(シンプルな)方がいい」と言われるのか
ファッションも、柄物と柄物を合わせたり、
色やテイストの大きく違うアイテムをセンスよく合わせるには
結構コーディネイト力が必要です。
日々の暮らしでも、ものを多く持てば複雑になる分、
使い勝手もよく快適な空間を保つのには
手間もコストもかかります。
単純な話にすると、
少ない方がそれらにかかる時間や労力を省いて
簡単にできるから、というのも理由の一つです。
(どうあるのが「Less is more.」なのか、などから語ると
簡単じゃない話になってくるので、ここではそう言い切ります。笑)
簡単というと、手を抜いているとか、
何も考えていないように思われる向きもあるかもしれません。
その逆で、シンプルにする過程で個性が出ますし
(余計なものがなくなるとわかりやすくなる)、
そのための心得本やハウツー本は多くのジャンルから出ていますし、
わたしも不得意なことはよく混乱するので、少なくする努力をします。
(“簡単”にするために。笑)
♦ シンプルさをシンプルに語るって難しい
見えるものはシンプルに、少なくしたとしても、
シンプルであることを言葉で語るときには
シンプルになりえないのがジレンマです。
デザインでも、シンプルがいいことであるのを
そのシンプルの良さを瞬間に理解できない相手に理解してもらうには
多方面から論理的に言葉を尽くして語らないとわかってもらえないことがあります。
(良い悪いではなく単に意識の差です。)
“良さ”を語るって、
“好き”を語るみたいで野暮なカンジがしていたんですが(わたしはね・笑)、
“良さを伝えること”と考えれば、それは怠慢だと思い直しました。
伝えなきゃ相手はわからない。そりゃそーだ。
伝えてもらわなければわからないのは
わたしも一緒でした。
「Less is more.(少ないほど、豊かである)」、
そんな言葉がつむげる日を目指して、今日もブログ書いています。
今日も来てくれてありがとうございます^^
それではまた!
*** 今日の雑談 ***
今、「重力とは何か〈アインシュタインから超弦理論へ、宇宙の謎に迫る〉」という本を読んでいます。
大きい話なんだか小さい話なんだか(笑)、日常を忘れさせてくれて面白いです。
本とあわせてNHKスペシャル『神の数式』も観ると内容がさらにわかりやすくなっておススメです。
*番組はNHKオンデマンドで観られます。
しかし、このNHKオンデマンドのサイトの使い勝手の悪さは
NHKのインターネットからの売る気のなさを象徴していますね。。
(腹が立つくらい。苦笑)