2012年に亡くなった世界的デザイナーの石岡瑛子氏の大規模回顧展「石岡瑛子 血が、汗が、涙がデザインできるか」を観に行ってきました。
その昔NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」でも放送されたので、ご存知の方もいるかと思います。(放送時期見たら2011年。10年前じゃん。。。)
2008年北京オリンピック開会式の衣装デザインを担当してますので、もし存命だったら2020東京オリンピックにも関わられたことでしょう。(エンブレムの盗用疑惑やコロナ禍をどう見ただろうか。)
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展示はまだ新しい人(?)なので、ポスターも商品もスケッチも手書きの校正もまだキレイに残っており、書籍はさすがに時代を感じましたが、ポスターは色褪せないクオリティです。
デザイナーの私としては、できあがった作品よりもそれらの元になったスケッチやドローイング、色校正の指定の方が見応えを感じます。それらはこういう機会でないと表に出ず、原画はさらに見ることができないから。
映画や舞台の衣装を目の前に見られるのはやはり直にデザイナーの熱量を感じられて、さらに職人さんも頑張ったんだろうなぁと、そのやりとりを想像するだけでヒリヒリします。
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美術館へは平日昼間に行きましたが、密でもないけどそれなりに人が入ってましたね。
デザイナーじゃなくても、つくる人の熱い想いに触れたいならオススメの回顧展です。
■石岡瑛子 血が、汗が、涙がデザインできるか
2020年11月14日(土)- 2021年2月14日(日)
【会場】東京都現代美術館
■SURVIVE – EIKO ISHIOKA
石岡瑛子 グラフィックデザインはサバイブできるか
前期:2020年12月4日〜2021年1月23日(広告・キャンペーン)
後期:2月3日〜3月19日(グラフィック・アート)
【会場】ギンザ・グラフィック・ギャラリー(ggg)
*こちらは無料
■評伝『TIMELESS 石岡瑛子とその時代』
■自伝『私 デザイン』
↑自伝は今日の時点で12,000円になってますね。日本映画界の男尊女卑、閉鎖性への文句がめっちゃ書いてあって(苦笑)、だから日本を出たというのもあるし、これくらい負けん気ないと世界に伍してサバイブできないのか、、と思った記憶があります。
今日も読んでくれてありがとうございます。
それではまた!
*** 今日の雑談 ***
昨日、自宅の加湿器が壊れました。痛んできたので来年に買い換えようかと考えていたけど間に合わず。。。いい商品を探す時間がないので、結局前と同じのを購入。明日届く予定ですが、今時期は加湿器がないと寝起きは喉がヒリヒリしますね。。。
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