現在の日本経済では、デザインが大事だ大切だと謳われ、
経営とデザインを融合しようという気運があるのは感じています。
ですが、多くの現場でデザイナー達が感じるのは、
客受けするように色や形などを工夫してくれる装飾オペレーターと
誤解されている、ということです。
もともと「デザイン」という言葉の、
「アイデンティティ」などの語のように
そのものズバリの日本語がなく、
訳す際に「図案」とされ、「図案」という意味が
「製品の意匠や文様などの絵や柄」を指していたことが
現在の誤解の源流だと個人的には思っています。
(諸悪の根源とまでは言いませんけど・・・、けど、思ってます~_~;)
「案を図る」と言う意味なら、まだ良かったのですが・・・。
■ オペレーターとデザイナーの違い
おさらいです。(笑)
オペレーターとデザイナーの違いを
デザイナーはわかっているけれど、
非デザイナーから見れば
同じように思われているかもしれない、
と、思いました。
なぜなら職域の違いなどは
接触する機会がなければ
わからないものではないでしょうか。
わたしがわかっていない例をあげるなら、
SEとプログラマーの違いがわかりません。。。
介護士とヘルパーとか。
実は税理士と会計士とか。。。。。
(勉強不足を指摘されたら謝るしかないです。汗)
改めて、
オペレーター:
作業内容などの指示を受けてその通りに操作を実行する人、といったニュアンスを含むことが多い。
《IT用語辞典e-Wordsより引用》
デザイナー:
世の中に役に立つイノベーションを創造的に計画できる人。
ジャンルはいろいろありますし、
「デザインは問題解決」とも言われてますが、
もう一歩、前のめりに掲げます。
(えっと、、、頑張ります!!!大汗)
現在のようにオペレーターと混同されるようになったのは
コンピューター技術の発展によることが大きいです。
25年ほど前は線1本引くのにも職人技が必要でしたから。
■ デザイナー達は装飾オペレーターから脱却できるか
自戒を込めてですが、
デザイナー自身も経営戦略への勉強不足があり、
経営者に応えられるデザイナーが少ないのも問題のひとつです。
一昔前は装飾デザインだけでも十分機能し、
食べていけたんですよね。
また、経営側もデザインが大事と考えつつも、
どこから関わらせるものなのかよくわからないから、
最終段階の色・形ででしか調整できない部分での
発注になりがちです。
この辺は、どうもったいないのかを
もっと書いていきたいと思います。
■ デザインで負けて生き残れる?
今までの時代と同じで構わないのなら、
デザインは必要としないでしょう。
でも、そうではないはずです。
デザインは戦略から関わらせてこそ
クライアントやユーザーへ意図した新しく正しい関係を
作り出すことができると考えています。
今ビジネスで求めているデザインは、
そういう部分にあると思いますし、
世界を見渡してみて、
カッコいいとかそういうレベルの話ではなく
デザインとの関わり方で負ければ、
結果、生き残れないのではないでしょうか。
日本のデザインは今、
そういう段階に来ているんだと考えています。
最後までお読みいただきありがとうございました!
それではまた☆
*** 今日の雑談 ***
寒いですねー
東京は真冬らしいすごくいい天気です。
【 昨日の1日1新 】
部屋のライト位置の変更
※詳しくは→「1日1新」