先週末、茶道のお稽古先の『大人の修学旅行』ということで
萩焼の窯元を訪ねに初めて萩に行ってきました。
今まで京都や多治見、会津に金沢など
茶室や窯元や陶芸作家さんなどの茶道由来のあるところへ
先生が勉強の一環として年に1度企画をしてくださいまして、
助力している生徒さんもいらっしゃる中、
わたしはおんぶに抱っこ状態で参加させてもらっています。
最初、広島県を調べてしまい
萩(山口県萩市)をなかなか見つけられなかったのは内緒です。
♦ 一楽二萩三唐津
茶道の茶碗の格付けとして
『一楽二萩三唐津(いちらく にはぎ さんからつ)』
と言われています。
1番は京都・楽焼。
千利休が楽長次郎にお茶専用の椀を作らせたのが始まりで、
茶道の創始者がプロデュースして職人に作らせたのだから
1番になるのはある意味当然の流れかも。
2番の山口・萩焼。
400年前の豊臣秀吉の朝鮮出兵で
毛利輝元が朝鮮半島から陶工を連れて帰り、
城下で御用窯を開いたのが始まり。
3番の北九州・唐津焼。
こちらも400年ほど前、朝鮮半島からの陶工たちが技術を伝え、
開窯したと言われています。
Wikipediaを読むと唐津焼は
豊臣秀吉の朝鮮出兵前には始まっていたとありますね。
萩焼・唐津焼とも
豊臣秀吉の朝鮮出兵がきっかけだと思ってました。
♦ 本物に直接触れる機会
そんな茶道に由来の深い萩焼の造詣を深めるべく
萩へ行ってまいりました。
本当に深まったかどうかは心もとないですが、
本物に触れる機会は非常に大事です!(笑)
萩焼のそれぞれの窯元の当代から
直接お話を伺えましたし、
ご厚意で作品にも触れることができました。
(それって美術館でガラスケースの奥にある作品を
触るようなものなんです。)
売っている作品ももちろんありますけど、
いずれもわたくしにはちょっと高級すぎてまして・・・・(苦笑)
♦ まとめ
萩は明治維新志士の出身地なのもあり
観光としてそちらのアピールが強めでしたが、
萩焼などの歴史に比べれば新しい出来事なんですよね。
400年前は江戸時代ですらない。(笑)
(萩焼400年前 > 明治維新140年前)
東京では見えるところは
全部新しいものに置き換わってしまうので
連綿と続くものに対して気づきにくくなります。
歴史の、まさに本物が残る場へ
体感できる機会に感謝しかありません。
お酒も料理もおいしかったし。(笑)
最後までお読みいただきありがとうございました!
それではまた☆
*** 今日の雑談 ***
萩では初めてゲストハウスにも泊まったのですが、
スタッフの方もお客さんもとても感じが良かったので、
ゲストハウスのイメージがかなり良くなりました。(笑)