他の人のブログやエッセイを読み、
伝えたいことの核心は自分のと近いと思われるけれども
その文章の構成力や表現力でかなり差のつくことは
結構ありますよね。。
♦ 核心は同じでも全くの別物
一昨日のブログで、変えられないことにイラつくのは止めて
『夜は寝ます』ととても当たり前のことを書きました。
その気づきの核心というか、
たまたま昨日5月4日付けのほぼ日『今日のダーリン』が
これまたちゃんとわかりやすく書いているなぁと
ドキッとしました。
向こうは言葉のプロなので凹むこともありませんが、
言いたいことの核心が近かったからこそ
文章の構成力・表現力の差がわかりやすくて。
まあ、伝えたいことの核心も
あくまで私の推測なので
本当に同じかどうかは保証できないのですけど。
(同じでなくとも近いとは思う。笑)
♦ 構造からマネていく
伝わるように書くのは
プロですらその道は険しそうなのは
想像に難くありません。
ただ文章もデザインと同様に
伝えたいメッセージに対して
表現の構造や何を表したくてそうしているのかは
読み解きを続けていれば
わかるようになってくるだろうとは思います。
ここも分析がある程度できても、
“書くこと”そのものを体現するには
やはり真似て書き続けるしかなく、
腹を括って時間をかけるしかなさそうです。
ブログを書くことに時間がかかってしまうと
焦りを感じたりしていましたが、
そういうもんだと思って
価値観にそった上でそれ以外のことを手放すしかなさそうです。
♦ 自分の中で輪郭のないものにかたちを与えていく
毎日添削されれば早く力がつくでしょうけど(つまり習いに行くこと)、
今の段階では独りマネして書き続けていくことにします。
言葉も、顔を上げて目指す先を見つめつつ
もやっとした、まだ輪郭のないものを
自分でかたちにしていくイメージで
自分の言葉を掴んでいきたいと思います。
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*転載* 05月04日の「今日のダーリン」
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「今日のダーリン」にバックナンバーはないので転載しています。
・とても繊細で複雑な「人間のこころ」というものを、
なんていうか「すべて」だと思うと、
ものすごくいろんなことに、まちがいやすくなる。
にわか雨が激しく降ってきたときに、
人びとはどういうふうに動くか?
こんなときに、「人間のこころ」はあんまり関係しない。
雨宿りする、急ぎ足になる、降っていてもかまわず歩く。
その3つのうち、どれかの行動をとるだろう。
むろんそれぞれにさまざまな事情はあるだろうが、
どれほど複雑な事情があろうと、
ひとりずつの人間のとる行動は限られている。
ぼくは、にわか雨の街を眺めるのが好きだ。
釣りをするときに、魚がどういう行動をとるのか、
ああでもないこうでもないと考えるのだけれど、
人間も、あんがい、魚と似たような動きをする。
あれこれの複雑な考えじゃなくて、
その場をしのぐような行動をとるのだ。
人間の人間ならではの部分は、たいして大きくない。
・ものごとのとてもあたりまえな根本みたいなことが、
忘れられていることって、とても多い。
『北の国から』という古典にもなっている連続ドラマで、
主人公の田中邦衛が、息子役の吉岡秀隆と
電気のないところに引っ越しをしてきて、
「夜になったらどうするんですか?」と質問されて、
「夜になったら寝るんです」と答える場面がある。
松下幸之助という経営者の講演の記録のなかに、
「雨が降ったら、傘をさすんです」という名文句がある。
なぜ雨が降ったのか、いつ降りやむのかなどなどと、
いろいろ考えることがあるのはわかっているけれど、
それをあれこれややこしく語りあっているよりも、
外に出るのなら傘をさせばいいという話だ。
正直言って、ぼくはこの「傘をさす」を読んだときに、
「なんだ、そうだったのか!」とショックを受けたのだ。
「雨が降ったら、傘をさす」を忘れていたのだった。
雨を止ませるにはどうしたらいいかを考えるよりも、
いま降っている雨のなかを行くには「傘をさす」のだ。
ところで、あなた、傘は持ってますか?(笑)
今日も、「ほぼ日」に来てくれてありがとうございます。
「とにかく、メシを食え」というのも、同じことですよね。
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最後までお読みいただきありがとうございました!
それではまた☆
*** 今日の雑談 ***
GWは自宅でじっくり考えたいと思っていたことを実行中!
ついでにSNS断ちもしてます。(笑)
まとまった休みはこういうことに時間が取れるのでありがたいですが、
暦縛りではなく自分でこういうのを作れるのを目指したいです。