ビジネス(商売)に名刺が必要な場面が多いかと思います。
それが見た目にもカッコいいデザイン名刺である必要があるのかどうか、
グラフィックデザイナーとして思うところをブログに記そうと思います。
♦ 名刺もこだわるべき?
会社員なら会社の名刺があるので個人でどうのはないですが、
特に名刺が必要なのは、起業時や会社以外で個人のが欲しいときかと思います。
まず起業にしろ個人にしろ、
「こだわれるのなら、こだわるにこしたことはない」というのが正直な意見です。
トム・ピーターズ『サラリーマン大逆襲作戦(1)ブランド人になれ!』でも
名刺の重要性が語られています。
ただし思うのは、個人的に趣味で作るのならともかく、
特に起業時は名刺のデザインにお金と時間を投入するより、
クライアントへ自社のサービスや商品なりを
どういうかたちにしていったらいいのかを考え実行する方へ
資本(お金と時間)を投入した方がいいのではないでしょうか。
落ち着いて考えたいのは名刺は消耗品だということです。
一度作ったらもう終わりというワケにはいきません。
なくなればまた作る必要が出てきます。
起業時は早い段階で事業が変化する可能性も大きいですから、
その度に名刺の内容も変える必要が出てきます。
全体的に余裕があるのならいいですが、
名刺変更の度にお金と時間がかかり、
本来こだわるところにこだわれなくなっては本末転倒もいいところです。
♦ 確かに入り口でつまずかない方がいい
医療・保険・会計・弁護士などの命とお金にまつわる手堅いビジネス系は、
オシャレ感とかそういうのを求められていないので
本人に清潔感や誠実感があればいいと思います。
でも、イメージも売る(もしくは売りたい)商売はちょっと事情が違います。
いわゆるクリエイティブ系(デザイナー・フォトグラファー・スタイリストetc.)、
美容系(エステ・ヘアスタイリスト・ファッションコーディネイトetc.)の、
ダサいことの減点が大きい職種は気を遣った方がいいですよね。(笑)
もしくはダサい業界と思われている職種の方は(どことは言わないけど)、
事業と本人のキャラのマッチングが重要ですが、
少し気を遣うだけでメリットが大きく上回るかもしれません。
でも名刺はやっぱりたかが名刺。
(+)→(−)にしたり、
(−)→(+)に変換するほどのインパクトはほとんどないと
今まで様々なデザインの名刺を受け取ってきて感じてきました。
なんたって本人の第一印象のインパクトの方が大きいですから。
♦ 全体(本質)から部分(名刺など)へこだわりを行き渡らせる
原則としては、お客さん(顧客)が求めているなら
名刺も期待にあわせて細部までこだわればいいと思うのです。
自分のために作るのではなく、ということです。
考え無しは問題外ですが、
名刺は割り切って、事業・サービス内容にこだわる選択もあるのです。
最近では全くの初対面で出会うというより、
SNSや様々な情報発信から、
会う前から相手のことを知った上で会う機会が増えています。
究極的には名刺そのものが必要のない事業状態へ
持っていくことなのかもしれません。
実は名刺のデザインそのものよりも
事業全体のビジュアルブランディングにこだわる方が重要で、
あくまでも名刺はその一環でしかないんですよね。(笑)
部分にこだわるより、
全体(本質)から部分へこだわりを行き渡らせることで
「細部に神が宿る」といわれる状態になるのです。
今日も来てくれてありがとうございます^^
それではまた!
*** 今日の雑談 ***
久々に朝にブログを更新。
大きな日課が朝のうちに減って気持ちが楽になりますね。(笑)