昨日、森美術館で開催中の
『シンプルなかたち展:美はどこからくるのか』を観てきました。
♦ 美しいと気づくのは人間だけ?
たまに、自分が何をみて美しいと感じているのか、
不思議に思うことがあります。
それは先月のブログにも少し触れたことがありますが、
何をみているのかは、本当に不思議です。
→ デザインと美意識
人の感覚が本当にてんでばらばらなら、
その美しいと感じた感覚を人と共有することはできないから
「美しさ」は存在しないはずだけど、
ある程度は人間であるが故に共有できる美しさ(普遍さ)があるから、
「美しい」はあるのだろうと考えています。
まあ、哲学者ではないので不思議がって考えるのはこのくらいにして(笑)、
『シンプルなかたち展』のサプタイトル〈美はどこからくるのか〉にも
惹かれて行ってきました。
♦ そのかたちに至るまで
サブタイトルの〈美はどこからくるのか〉の答えは
相変わらず出ませんでしたが、
自然と人の営み(宗教・科学・芸術・建築・生活様式など)から
離れるものでないことはよくわかりました。
そもそもそれ以外はないのです。
また、目に見えるかたちはシンプルかもしれませんが、
そこに行きつくまでには人間の絶え間ない考察と行程が常にあります。
(自然物は長い時間をかけた淘汰の行程。)
複雑さを増す中においては
シンプルであり続けるのはさらに簡単にはいきません。
(自分の机の上や部屋の様子を思えば、ご理解いただける方は多いかと。。笑)
シンプルは、“簡単”ではないんだと。
時間と手間がかかっているという意味で
簡単に作ってきたものは一つもないと思うと、
シンプルの奥深さを改めて感じます。
*エルメス銀座店でも関連展が開催されています。
■ 「線を聴く」展
2015年4月24日(金)~7月5日(日)
入場料:無料
今日も来てくれてありがとうございます^^
それではまた!
*** 今日の雑談 ***
『シンプルなかたち展』へは、
めずらしくお仲間(と呼ばせていただきます。笑)と鑑賞。
その後、私のボスも交えてのランチで、
いきなりボスから感想を聞かれて内心焦っていたのは内緒です。(笑)