先日自宅で観た映画DVDの所感を少し。
タイトルは『大統領の執事の涙』。
1950年代からの約30年間に
ホワイトハウスで7人の大統領に仕えた
黒人執事の実話を元に描いたヒューマンドラマです。
あらすじやこの映画の訴えたかったことは
実際にご覧になっていただくこととして、
仕事をする上で、
今の私に刺さったことをまとめておきたいと思います。
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私が敢えて言わなくとも、
仕事は常に強い立場でできるわけではありません。
特に私は企業に属してその看板で取引をしてるのではなく、
逆に企業の方へ提案をする側です。
もちろん全くの独力でやっている訳ではありませんし、
デザインのアイデアに最も注力します。
ですが、“仕事”という大きな括りでみた時に
仕事をする以上、当然のこととして
配慮することはなくならないでしょう。
で、ここでどう映画と絡んでくるのかというと、
立場的に不利であった時こそ、
その場での相手との受け答えによって
自らが受ける結果が大きく変わってしまうということです。
映画の世界の20世紀前半から半ばのアメリカで
黒人が白人相手でのやり取りはまさに命に関わります。
もちろん映画ですから、
エンターテイメントとして盛っているとはいえ
執事という設定上、「相手が言って欲しいことを言う」を基本として、
相手を責めず、自分も不利にせず、さらに有利になるようにするのは
理想型のイメージとしてはとても有りだと思ったのです。
(簡単にはできませんけどね。苦笑)
関係によるパワーバランスの見極めが描かれていたのも
個人的にはグッときました。(これは完全に感想・笑)
命が関われば、当然我慢した方がいい状況は増えますから
仕事でそこまでいくことは滅多にないので
混同することはできないかもしれません。
ただ現在、もっと配慮が必要な自分を自覚していたので
そっちの感度が高くなっていました。(笑)
こういった映画でも、観る側の状況によって
得られる学びが大きく変わるのが面白いところです。
それでは今日はこの辺で!また明日☆
*** 今日の雑談 ***
『それでも夜は明ける』も観たのですが、
『大統領の執事の涙』を後に観て正解でした。
後者の方が観賞後に重くならずに済みます(^^;)