“ブランディング”という言葉が定着して随分経つように思います。
♦ 何者であるかを知らせること
“ブランディング”においてはあらゆる方があらゆる分野から語っています。
企業であれ個人であれ、
自らが何者であるのかを周りに伝え続けた方が
よりメリットの大きい時代になったからだと考えています。
『広告』は「広く告げる」と書きますが、
『広告』もブランディングの一部、
あるいは「広く告げる」ことで
そのブランドを強化していく役割を担っています。
♦ 多様化した現在
25年くらい前なら、広告を出すなどの
ブランディングが必要なのは主に大企業が中心でした。
一部の方を除いて(芸能人とか)、
個人では当事者になることは少なかったので、
ブランディングと言えば大企業のことを指すことが多かったと思います。
ですが、個人でできることが多くなってきた現在、
自分が何者であるのか・何ができるのか・できないのかを
適切に広く伝えておくことが生きやすくなる条件になってきました。
また、大企業でも外に向けるだけでなく、
会社がどの方向へ向かおうとしているのか、仕事の意義などを
社員一人ひとりに向けたインナーブランディングとして、
広告する(広く告げる)時代ともなっています。
例:ヤンマープレミアムブランドプロジェクト、旭化成の企業広告
♦ デザインとブランディング
間違いなく切っても切れないくらいの関連事項です。(笑)
なぜなら、ブランディングをしようと考えたら、
そこには問題を解決するための設計思想が必要です。
その設計思想こそがデザインの核となる部分だからです。
プロジェクト次第では、
ビジュアルそのものの関わる比重は変わるかもしれませんが、
ブランディングがなくなることはありません。
どんなビジュアルが機能し、必要なのかどうなのかの判断も含め、
デザイナーはブランディングにより深く関わるプロと言えます。
♦♦♦ まとめ ♦♦♦
プチなこだわりですが、
デザインをクリエイティブとは言わずにいました。
やることのニュアンスがより伝わるのなら、
小さいこだわりは捨てた方がいいですよね。
(まだどちらがいいのかは検討中ですが。苦笑)
今まで仕事の方向性というか、
一人でそこそこでやるのか、
世の中に向けて世界がよくなるように、
もっとデザインを活用するよう動くかの腹を括れずに、
あれこれやりながら決断を先延ばしにしてきました。
週末にデザイナーの大先輩から、
「もちろん後者でしょ、前者はいつでも可能だ」と
背中を押していただきましたよ。(苦笑)
個人であろうと、企業であろうと、
ブランディングに携われる専門職であることに喜びを感じつつ、
もっと積極的にやっていこうと思った夏でした。
それでは今日はこの辺で!また明日☆
*** 今日の雑談 ***
日の出る時間が段々遅くなってきたり、
涼しい日が増えたり、鈴虫が鳴いていたりと、
夏ももう終わりですね〜
夏の終わりってどうしてこんなに寂しく感じるんでしょうか。(笑)