私の仕事では
クライアントさんからの依頼を受けて制作をします。
クライアントさんとのやり取りの中で
先方からこう変えて欲しいと要望があったとします。
(特定のクライアントさんがという話ではなく、よくある話ですね。笑)
言われた瞬間、
A;「イメージがコンセプトから遠くなる程ではないけれど、ベストな変更ではない」
と考え、また一方で、
B:「クライアントさんが望むなら、その方向性に変えてもいいのではないか」
と思ったりもします。
Aは、デザイナーとしてその案件の
ビジュアルコミュニケーションにおける影響を考えた結果です。
つまりクライアントさんへ「NO」と伝えねばなりません。
Bは、これは私の性格に由来してますかね。笑
相手の好きな様にさせてあげた方が、
その案件に相手が愛着を持つのではないかと思う時があります。
「Yes」と伝えるので、その場のストレスは少ないです。
ビジュアルコミュニケーションの選択は
正解も間違いも不明瞭と思われるところがあります。
そのビジュアルが表す意味・意図を
ある程度の訓練がないと深く読み解けないからだと思われます。
ただ、ビジュアルにも言葉より広い範疇ですが
意味(ニュアンスと言ったの方がわかりやすいかもしれません)が含まれるので、
その扱いはビジネスなら特に気を遣った方がいいのも確かです。
また、いろんな状況がある中で
常に同じ答えとはいかないのも承知していますし、
今回の様なことは数多くあることです。
AとB、状況次第でどちらも正解にもなりますし、間違いにもなると思います。
では、何が問題なのか。
それは私の仕事への向き合い方です。
瞬間の判断には、その人の持っている考え方そのものが出ます。
何を一番に優先するのかを徹底してないのがダメなんです。
やはり後々の影響を考えると、
基本Aのスタンスでいないとクライアントさんご自身にご迷惑がかかりかねない。
作ったものが目的に達しないブレたものになるのでは
アートディレクターなので、
ビジュアルコミュニケーションにおいて責任を持たないといけません。
やり取りの結果がBになることはあっても、
それは複合的な判断の元でされるべきなのではないでしょうか。
どう伝えるのかは状況次第でAやBになるにしても、
瞬間の判断軸はブレずにいたいと考えています。
*** 今日の雑談 ***
日記も書いているのですが、仕様を変えようとしているうちに
書くことが疎かになってきました。(汗)
記憶力が鳥の頭のため、全てが忘却の彼方へ流れていきます。。。